ウンベラータの鉢を赤焼の鉢から陶器に替える
白い粉の正体と粉を吹く理由
素焼きの鉢って、白い粉が吹いてきますよね。あれって土や肥料由来のミネラル分が水に溶け、ミネラルたっぷりの水が鉢に浸透して表面で水分が蒸発し、残ったミネラル分が結晶化したものなんです。
カビと勘違いする人も多いですが、よほどジメジメしていないかぎり、ミネラル分です(ジメジメしてるとミネラル分もゆっくり解けるので、より粉が吹きやすいです)。
これって、見栄えが悪いだけでなく、ひどくなると粉が落ちる上に、ひどい場合は植木鉢がボロボロになり割れるんですよね。
しかも、湿気が多い環境だと、カルキ分に繁殖する細菌やバクテリアの影響でピンク色や黄色、緑色っぽい色がついたりして気味が悪いと思う人も居ると思います。
室内で育てる観葉植物では、素焼きの鉢は結構取り扱いに困ります。
赤焼が早速白い粉を吹く
オリーブ用に買った素焼きの鉢が大変なことになっているので、素焼きよりも焼成温度の高い赤焼なら密に詰まってるから大丈夫かな?と期待していましたが、1か月ほどでガッツリ粉を吹いてきました。観葉植物で室内に置きますし、子供もいるので、粉が落ちる可能性を避けたいということで1か月と少しで、再度植え替えです。
ちなみに買ったのはこちら。
重い鉢なので外で育てて風が吹いてもOK、白く粉を吹く=通気性も抜群ということなので樹木をしっかり育てたい人には抜群の鉢だと思います。
このようにうっすら白くなっています。このぐらいなら大丈夫と思っていると痛い目を見ます。水やりするたびに粉の量が増し、最後は粉だらけになります。
この鉢は症状も控えめなので一度綺麗に洗ってから、塗装してオリーブでも植えようと思います。耐水性塗装だと黒やグレーが多いので、気軽に出来そうな高耐久のラッカーで挑戦してみます。紫外線などの影響もありますので、どのぐらい持つかは不明ですが、植木鉢の中に塗っておけばソコソコ持つのでは?と淡い期待を抱いています。
新しい陶器の鉢
購入したのはこちらです。
白が売り切れていたので、希望順位2位の青にしました。
Amazonレビューでは真円じゃないとか書かれていましたが、私の物は綺麗な円でしたし、欠けや色むらなどもありませんでした。
思ったよりもしっかりしていて綺麗でした。
機械生産なので、成型はしっかりしている印象です。欲を言うならばもう少し足を高くして置いてほしかったぐらいですかね。鉢の割に底穴は小さいので蒸れに注意ですね。
受け皿も綺麗です。今回は、外周部分にゴム脚を付けて床などが傷つかないようにしました。
サイズ感としては、
- 5号鉢:幅:15cm 高さ:13.5cm
- 7号鉢:幅:19cm 高さ:17.8cm
- 9号大型鉢:幅:24cm 高さ:23cm
なので、9号なので結構大きめです。外径24cmなので、内径22cmぐらいでした。結構しっかりしており、おすすめです。
新しい鉢との比較
サイズ的にはほぼ同じです。容量は若干陶器鉢の方が大きいはずです。
植え替え直前の赤焼
赤焼の鉢、気に入ってたのにな~。しっかり洗って乾燥させて塗装して使いまわします。
ちなみに1か月で根はかなりの領域まで張っていました。こんなに根が出来るのが早いなんて
植え替え後
植え替え直後で養生中なので植物栽培用LEDに当たっています。
頭デッカチかつ、曲げ中なので、放っておくと傾いてきてしまうので、反対側にゴムで引っ張って真っすぐを保っています。
最後に
赤焼も白く粉を吹くとは誤算でした。
100均のテラコッタ鉢は粉も吹かずに優秀なので、あれの大きい版が欲しいころです。。。意外とホームセンターにも置いてなかったりデザインがイマイチだったりするので、理想的な鉢に出会うのは難しいですね。